バカルディ

 

【全長】298mm(アーム含まず) 556mm(アーム含む)
【全幅】212mm
【全高】118mm
【腕機構】モータ4個
     減速比 150:1
【脚機構】スライダーリンク 4脚
     モータ各脚1個 計4個
     減速比 15:1

 

大会参加結果

のとロボット大会
 一回戦 敗退
 敗者復活戦一回戦 勝利
 二回戦 敗退
 富士通コワーコ賞受賞

エコランの大会が終わり、ひと段落したころにロボ班の班長から「のとロボ出てみない?」とエコランの設計者と一緒に誘われたのが運の尽き。
気づけばエコランからは僕だけが残り、設計から製作、操縦まで(一部手伝ってはもらったものの)すべて一人で作り上げた機体。
あれよあれよという間に理科フェス(旧名称:学発)までの約1か月間でなんか動く段階まで組みあがり、テスト走行代わりに理科フェスへ出場できた。勢いって怖い。
そこから、のとロボまでに大幅改修作業を経て、大会出場に至る。
名前の由来は、設計者がお酒好きなので、ラム酒やウイスキーのメーカのBACARDIから。エコラン班にもかかわらず、のとロボに出ようとする思考回路のバカさ加減から来た名前ではない。

【アーム】
アームの作り方がよくわからないまま作ったせいで、微妙な動きの鈍さと可動範囲の狭さが目立つ、機能面ではいいとこなしのアームに。
腕用モータが機体の中央左に集まっているせいで相手を持ち上げようとすると自分が持ち上がりそうになったため、急遽カウンターを製作。
機体重量にかなりの余裕があったので、当初ロッド型予定だったアーム先端をシールド型に変更。Jw_cadで頑張ってバカルディのロゴのコウモリのシルエットを描いて、NCフライス盤にポケット加工をしてもらった。

 

【脚】
パーツ点数を減らしたかったのでスライダヘッケンの120度位相3枚脚を採用。
機能的にボロボロだったアームに対し、脚の方は抵抗も少なく、サスペンションを使用していないにもかかわらず、のとロボの千枚田風フィールドを爽快に駆け回ることができた。
操縦者の腕が未熟だったので、ここまで減速比を落とした素早いフットワークにしなくてもよかったのではという印象。

【機体全体】
全体的に中身がスカスカで重量が2400g程度となったため、6.6Vバッテリ1つとは思えないフットワークの軽さが爆誕。しかし、それを活かせるほどの腕前もなければアームもないので、ただただ吹っ飛ばされやすいだけの機体となってしまった。
背面は厚さ1mmの塩ビ板をヒートガンで曲げてケーブル類を防御しているものの、側面と正面は防御できていないので今回は無かったが対戦相手のアームにケーブルを切断される危険性を孕んでいる。
脚の機動性の高さ以外は設計の粗が目立ち、全体として低い練度でまとまっているが、ロボット設計1回目の機体が無事動いただけでも御の字といったところだろう。

 


エコラン班として3年間活動してきて、ロボのことは全くの初心者だったにもかかわらず、なんとか無事大会出場できたのは同期のロボ班員のおかげによるところがかなり大きいと思います。
輪島は食べ物(特に魚介類)も日本酒も非常においしかったので、車を運転せずお酒を飲める状態で行くことを強くお勧めします。